進藤建設について

ここに2冊の著書がございます。
これは「進藤建設」の創設者 進藤繁が筆を執りました自伝。

“自伝風に書いた”と、言った方が良いのかもしれないのですが、進藤繫の生い立ち、
どういう人物だったのか、進藤建設がどういう経緯で創設されたのか。
時代背景も合わせて書かれているもので、会社で大切に保管されております。

今回HPをリニューアルするに合わせて、進藤建設が建設会社として
“何が出来るのか・どういった技術を持っているのか”そういった面だけではない、
“どういう会社なのか”という部分も知っていただきたいと思い、著書の中から
幾つか物語を抽出しながらここに書いていこうと思いました。

まず第1回目としましては
著書の中にもあるのですが、世間でも良く言う
会社とは「ヒト・モノ・カネ」
進藤繁は特に「ヒト」を大切にしてきたという事がこの著書の随所、
いや、最初から最後までそこについて書かれてましたので、それについて。

どういう会社なのか=どういう人が作ってきた(作っている)会社なのか

「ヒト」がいかに会社にとって大切なのかという部分を、分かってはいたものの著書を読みまして改めて感じているところです。

「自分のものを半分にしてでも、先方に上げること。この方が、自分にとってどれ程気持ちがいいかもしれません」

これは、進藤繫の物語の中で起きた“恩返し”について気付きとして書かれている言葉なのですが、
中々出来ることではないかと思います。

この気持ちが周り巡って、会社に危機が訪れようと“ヒト”をきっかけに良い方向に進むきっかけとなっています。

それはきっと、どんな時代でも共通することかと思います。

次回はその会社の危機「オイル・ショック」を乗り切った思い出について、
どう乗り切ることが出来たのかなどをここに書こうと思っております。

昨今、建築・建設現場でも起こった「コロナ禍」での物価高騰・材料不足。
まさに同じような状況が過去にもあり、この危機を乗り越えた。そんなお話となっております。